阪本かつみさいたま市議会議員 / 桜区

もっと!ワクワクする桜区

さいたまスポーツシューレ
桜区をスポーツ「する場」、「学ぶ場」に

さいたまスポーツシューレ

シューレ(Schule)とは、ドイツ語で「学校」を意味する言葉です。
さいたま市には都市機能や既存のスポーツ施設が充実していることから、その施設を中心として市内の宿泊・飲食・研修施設等をネットワーク化で結ぶ「ネットワーク型スポーツシューレ」の整備を進めています。
スポーツを「する場」、「学ぶ場」として、企業・大学・団体等が持つ最新の知見や技術を活用した実証実験など、新たなスポーツ産業の成長の場とすることで、さいたま市及び桜区の発展に繋げていきます。

1. スポーツ人材の育成

民間力を活用し、子どもたちを中心とした「未来のスポーツ人材」を育成することで、将来のスポーツ振興の担い手を確保します。

2. 持続可能なスポーツ環境の整備

あらゆる既存の民間施設の活用や、民間力を最大限に活用したスポーツ施設等の整備をすることで、持続可能なスポーツ環境を整備します。

3. スポーツビジネス・スポーツ産業の創出・活性化

国のスポーツ産業化の動きと連携し、最新の技術を活かした新たなスポーツビジネス・産業の創出・活性化の支援等を行うことで、将来に渡る持続的なスポーツ振興の原動力を創出します。

さいたまスポーツシューレ パンフレット
https://www.city.saitama.jp/004/006/008/p065319_d/fil/Schule.pdf

さいたまスポーツシューレ の紹介 さいたま市
https://www.city.saitama.jp/004/006/008/p065319.html

議会での質問さいたまスポーツシューレについて[ 2021年2月定例会 ]

議会での質問

さいたまスポーツシューレは、施設整備はなく、既存のスポーツ施設群を活用し、宿泊・飲食業者や大学、企業と連携するネットワーク型のスポーツシューレで、非常に分かりづらく、実態が見えないし、話題性にも欠ける。
さいたまスポーツシューレの現状と今後の展望について伺う。

議会での質問スポーツシューレについて[ 2020年2月定例会 ]

議会での質問

現在、本市ではさいたまスポーツシューレを開設している。
ネットワーク型のシューレということで市内にある数々のスポーツ施設や宿泊施設などを効率的に連携させ、スポーツに関わる人材の育成やスポーツ環境の向上を目指したものですが、ネットワーク化されたスポーツ施設がまだまだ少なく、また市民がスポーツを十分に楽しめる施設も不足している。

しかし、本市内には民間が持つスポーツ施設がいくつもある。
例えば、私立大学や高校などがサッカーコートなどのグラウンドをいくつも持っている。民間が持つ野球場や室内トレーニング施設もある。
そして、その多くは、平日の日中ほとんど使われずに空いているケースが目立つ。
本市が一昨年度作成したスポーツ施設の整備指針を見ても、民間所有のスポーツ施設の活用について記述はあるが、現状一向に進んでいない。
先ずは、市内の民間のスポーツ施設の現状調査を行ったうえで、スポーツシューレの関連施設や市民の利活用に資するよう協力を求めるなど、取組みを進めるべきと考えるが見解は。

また、スポーツシューレを拡充していくには、レストランや研修施設などを備え、宿泊のできる拠点となる施設が必要と考えるが見解は。

議会での質問さいたま市におけるスポーツシューレとは?(ドイツ視察を踏まえて)[ 2018年9月定例会 ]

議会での質問

スポーツシューレとは、簡単に言えば、地域スポーツ振興の拠点となる「総合スポーツトレーニング研修センター」のことである。
ドイツ国内に造られた施設は、いずれも広大な敷地の中にグラウンド、体育館、その他各種スポーツ施設、会議室、宿泊施設などを有し、地域住民のスポーツ・レクリエーション、小さなクラブから代表チームまでのトレーニングや合宿、指導者育成の研修会、ビジネス会議や各種セミナーなど様々な目的で利用されている。

アルメレ才能育成ナレッジセンター

オランダの首都アムステルダムから東に約30㎞地点にある人口20万人を有するアルメレ市のアルメレ才能育成ナレッジセンターである。幅広い運動技能の習得を目標に掲げ、大学や専門機関と、小中高校、スポーツクラブが連携した取り組みを行っている。
子どもたちの運動能力の低下が背景にある中、ここでは、子どもたちの運動機会を増やし、運動能力を高めるとともに、遊びながら子供たちの運動適性を把握し、科学的・先進的なプログラムを有して才能を伸ばす取り組みを行っている。あわせて、指導者の育成も行っている。

ロッテルダムトップスポーツ

さいたま市のスポーツコミッションも手本としているスポーツコミッション組織で、年間予算は3億6千万円。予算の約70%は市の助成金とオランダオリンピック委員会からで、残りの30%がスポンサー収入で賄われている。
ここでは、経済的、社会的波及効果を上げるためのイベントの誘致やスポーツ組織への支援、エリートアスリートの支援、育成を行っている。
さいたま市におけるスポーツシューレの目指すものは。

スポーツシューレ整備の形態について

都市経営戦略会議での資料によれば、本市のスポーツシューレは「大宮けんぽグラウンドや荒川総合運動公園、レッズランド、浦和西体育館、記念総合体育館などのスポーツ施設と市内宿泊施設やレストランなどの連携を図り、コンシェルジュ機能を充実させることで同一敷地内に宿泊・研修施設がないというデメリットをカバーするとして、ネットワーク型のスポーツシューレを目指す。」としている。
ただ単に、スポーツ施設と宿泊施設等を連携させることだけではスポーツシューレとは言えない。

デュイスブルクのスポーツシューレ

Jリーグが手本としたドイツで最も古いとされるスポーツシューレである。
森の囲まれた200haの敷地に天然芝サッカーグラウンド6面をはじめ複数の屋内施設を有し、施設中央部に建つ16階建てのタワーは宿泊・研修施設にもなっている。施設内の湖では水上スキーの練習も行っていた。
トップ選手のトレーニングセンター機能のほか、指導者・審判育成なども行う。また、レベルを問わず海外からのチームの受け入れも積極的に行う。

バイエルン州のスポーツシューレ

バイエルン州スポーツ協会とサッカー協会が国の支援を受け1994年に開校。
施設はミュンヘン中央駅から電車で約30分の駅に接する。
天然芝サッカーグランド4面、人工芝1面、クレーコートグランド2面の他、屋内スポーツ施設も充実している。もちろん宿泊施設やセミナールームも完備していて、50種目ものスポーツに対応しているとのこと。
ドイツのスポーツシューレを見ると充実したスポーツ施設や宿泊施設などハード面のすばらしさに目を奪われがちだが、そこには、子ども達や指導者への育成・研修プログラムなどソフト面が充実している。目標、ビジョンがしっかりと確立されている。

スポーツシューレを成功に導くには、医学的、科学的な知見に立った育成・研修プログラムを充実させることが重要である。
それには、大学や企業、スポーツ関連団体等との連携が必要不可欠だと考える。市長は、今年度中にスポーツシューレをスタートさせると言うが、何をもってスタートとするのか。
具体的に目に見える形がなく、ただ単に既存の施設を連携させてだけでスタートでは何のインパクトも無くイメージも湧かない。私は、もっとレッズランドを活用すべきと考える。

レッズランドには天然芝のサッカーグラウンドや人工芝グラウンド、フットサル場の他、テニスコートもある。また、先日は天然芝のラグビー場も完成した。
クラブハウスには宿泊施設はないものの、シャワー施設やミーティングルーム、厨房設備などもあるので食事の提供も可能である。単なるネットワーク型シューレではなく、先ずはレッズランドを拠点とし、足らないスポーツ施設は近隣のグランドを利用し、研修施設については埼玉大学の一部をお借りして行うなどしてはいかがか。

運営体制について

ドイツでのスポーツシューレの運営は州のスポーツ連盟やサッカー協会などのスポーツ団体が行っている。基本的には独立採算制で、スポーツ施設、研修、宿泊などの利用料と民間企業のスポンサー料、国や州、サッカー協会からの補助金で運営されている。
本市では「スポーツ大会やキャンプの誘致・支援、スポーツ関連イベントの企画調整能力を持ち、市内スポーツ施設の情報に精通し、宿泊や飲食の事業者との連携ができ、体育協会や観光協会などの団体との協力体制を築き、市民への広報能力にたけた団体。」としてスポーツコミッションが運営の母体になるとのことだが、どのような組織体制を考えているのか。

2019年9月下旬からラグビーワールドカップが日本で開催され、新たに整備された熊谷ラグビー場がその会場の一つとなるが、レッズランドがロシアチームのキャンプ地となることが決定された。このことはスポーツシューレをスタートされる中で、絶好の機会となると考える。この機会をどのようにとらえ、どのような取り組みを行うのか伺う。

最終的に目指すスポーツシューレの姿とは

荒川河川敷周辺の屋外スポーツ施設についてはある程度充実をしている。
屋内施設については浦和西体育館や桜記念総合体育館などはあるものの、土日や祝日は各種大会で飽和状態です。シューレ立ち上げにより市民のポーツ機会を奪っては本末転倒である。

本市のスポーツシューレを考えたとき必ず必要になる施設は、レストランやミーティングルームなどを備えた宿泊施設と屋内体育施設だと思うが、新たに施設整備することについての考えはあるのか。
また、彩湖を活用することによりボートやカヌー競技、水上スキーなど競技種目が増える。
その他にも、浦和ゴルフ、大宮カントリーなどの近隣ゴルフ場との協定によりゴルフ競技にも対応できる。そして、荒川河川敷地内の移動についてはカートやセグウェイまたは船などを活用する。

本市のスポーツシューレが老若男女それぞれのレベルに応じて優れた指導者の下で好きなスポーツを楽しむことのできる施設となり、やがては日本を代表するトップアスリート、クラブチームがこの施設を利用する。ここで育ったジュニアアスリートが活躍する。
そんな光景を思い浮かべるとワクワクする。

議会での質問スポーツシューレの設置について[ 2016年12月定例会 ]

議会での質問

荒川河川敷周辺には、荒川総合運動公園、秋ヶ瀬公園、レッズランド、記念総合体育館、浦和西体育館、さくらそう公園や、お隣の戸田市の道満公園などが帯状に連なっており、多くの自然に恵まれた場所であるとともに、スポーツやレジャー施設が充実している。

清水市長が新成長戦略として掲げているスポーツシューレについては、昨年度策定した「さいたま国際スポーツタウン構想」で位置付けたところだが、場所や内容については決まってないとのことでした。
そこで、この桜区を中心としたスポーツ、レジャー施設が集積する荒川河川敷一帯をスポーツシューレとして位置付け、整備することにより、スポーツの拠点として、さいたま市を国際的にもアピールしていけるのではないかと思うが、見解は。

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